『魔女の宅急便』は、1989年に公開された今でも長く愛されるジブリ作品の一つです。
私も小さい頃に見て、一時期嫌いというか苦手だなと思ったことがあり、実はそういう風に感じていたのは私だけじゃないというのがわかりました!
そこで今回は、『魔女の宅急便』が嫌い?ニシンのパイ女の子やトンボが理由って本当か調べてみた!と題してお送りします。
ニシンのパイを届けに行った時に女の子がキキに発した言動や態度やトンボがうざいという理由が嫌いと言われる原因なのか詳しく調査!
果たしてどんなことが嫌いや苦手だと言われているのでしょうか?
[chat face=”lineryusitsu-350×350-1.png” name=”ぴよよ” align=”left” border=”yellow” bg=”none”]嫌いと言われてるなんて僕知らなかった![/chat]
それでは次から解説していきますので、どうぞ〜♪
魔女の宅急便が嫌い?
中学生のとき、夏休みに魔女の宅急便 の原作を読んで、原作なのに「これは魔女の宅急便じゃない!」と思った旨を読書感想文に熱く語ってすっかり読書が嫌いになってしまった友達がいた。
原作は原作ですてきだけど 気持ちはわかる。
どちらも傑作。
#原作とはかけ離れているけど傑作である映画 pic.twitter.com/iFQjwrinNX— ましゅまろ イヤイヤ期からやり直す🌻 (@p57iE7DKPnoQZc2) August 8, 2019
『魔女の宅急便』を嫌いという視聴者が意外といることにびっくりしたのですが、みなさんはどうでしょうか?
この作品が万人に好かれるわけではないでしょうが、私も小さい頃に見た感想が意外にも嫌いな意見と一致していたところもあってわかる気がしました。
[chat face=”goukyu-350×350-1.png” name=”ぴよよ” align=”left” border=”yellow” bg=”none”]映画の感想は人それぞれだから参考程度に見てみてね![/chat]
でも今でも何回もテレビでの放送もありますし、誰もが知っているジブリ作品と言っても過言ではありません。
嫌いと言われるのはどういうことが言われているのでしょうか、早速みていきましょう!
嫌いと言われるのはなぜ
なぜ『魔女の宅急便』が嫌いと言われるのでしょうか?
嫌いというよりは苦手という表現の方がいいのかなと思いました。
特に挙げられていた嫌いという理由は以下の通りです♪
- ジジが喋らなくなるところ
- キキはトンボが1人の時は喋るのに大勢いるとちょっと素気なく怒っているような態度をとるところ
- キキの魔法が使えなくなるところ
- トンボの友人もトンボもチャラい
- ジジが人形のふりをするところ
嫌いというより、胸がキューッと辛くなるというか何というか…これは私も共感の嵐でした(笑)。
嫌いというわけではなく切ないというか現実的というか…、辛いというか…。
幼心でこういう世の中の渡っていくことの厳しさや、現実はこうだよという映画側の伝えたいところが受け入れられなかったというニュアンスなんです。
[chat face=”dakiaupiyo-350×350-1.png” name=”ぴよよ” align=”left” border=”yellow” bg=”none”]キキの世代って一番難しい年頃で作品として何を伝えたいかは大人になって見れば非常にわかるよね。[/chat]
上記に挙げられたような意見、みなさんも共感したのでは?
次の章では大人になってからまた視聴すると見えてくる作品の良さも含めて、考察していきますね♪
大人になって見るとまた違った感想
#魔女の宅急便
久しぶりに見てるとあれ?キキってこんな声だったっけ?って思った
30年くらい前の映画なのに、いつも新鮮な気持ちで見てしまう
ジブリ全盛期だったから映画館で見た時は、えらい短い映画だなぁってしか思わなかったけど、大人になるとこの映画が何を伝えたいのか少しわかってきますね pic.twitter.com/pPThvmasdi— とんぎらす (@WLwAAbhH2cVv27H) March 27, 2020
私も大人になって再視聴するまでは、小さい頃見たちょっと切ない展開だとかキューッと胸がなる感じがトラウマのようになっていて視聴するのに戸惑いました(笑)。
ですが、また小さい頃見た時とは違う映画の良さを発見できて、見れば見るほど奥が深い映画なのではと思います。
特に…
- ジジが喋らなくなったのはキキが成長したから
- トンボが友人がたくさんいてキキが馴染めないのは思春期特有の難しいところで少しやきもちもあってキキが自分の気持ちに戸惑ってるところ
- キキの魔法が使えなくなるのは挫折期間であり誰でもスランプが来るということを教えてくれている
こういうところが大人になって意味を汲み取ることができた部分。
これは私の映画を見た解釈でしたが、みなさんはどのように解釈しましたか?
[chat face=”keybord-mouse-hiyoko-350×350-1.png” name=”ぴよよ” align=”left” border=”yellow” bg=”none”]大人になると色々な経験を経て視聴するから共感する部分が多いんだよね。[/chat]
魔女の宅急便ニシンのパイ女の子やトンボが理由って本当か調べてみた
「あたしこのパイ嫌いなのよね」
子どもの頃、このセリフはラピュタの「バルス」ばりに破壊力があってなんとも言えない気分になったけど、きっとこの子もおばあちゃんに苦手だって言えずに毎年美味しかったと伝えてるのかなと今では思える。#魔女の宅急便 pic.twitter.com/R103AlZNix
— 春野あめ (@hal_tipcy) March 27, 2020
さて、ここまでは『魔女の宅急便』が嫌いと言われるなぜなのかを見てきました。
ここからは具体的な理由に焦点を当ててみていきたいと思います。
まず一つ目は、ニシンのパイを届けた先の女の子についてと二つ目は、トンボがうざいと言われていることについて!
[chat face=”bae-350×350-1.png” name=”ぴよよ” align=”left” border=”yellow” bg=”none”]ネットで調べてるとこの二つの意見が多いこと。[/chat]
それでは詳しくみていきましょう。
ニシンのパイを届けた先の女の子が嫌い
キキがニシンのパイを届けたこのシーン…私も今でも見た時の気持ちを覚えています。
まず優しいおばあちゃんがこのニシンのパイを孫の誕生日に届けてほしいという依頼。
パイを焼く機械のオーブンが故障してしまい、薪をくべてパイを焼くシーンと雨に打たれながらもキキが配達する背景があり苦労して作り届けているということがわかります。
そんな中届けた先にでた孫娘の一言は「わたし、このパイ嫌いなのよね。」…。
見た時は「何なのこの子ー!」と思っていました、きっとみなさんもそうであるから嫌いという方が多いのでしょう。
それだけ何かある意味衝撃的な一言だったよう。
[chat face=”lineryusitsu-350×350-1.png” name=”ぴよよ” align=”left” border=”yellow” bg=”none”]優しいお婆ちゃんからの贈り物なのに![/chat]
ただここのシーンは実は『魔女の宅急便』で監督が視聴者に伝えたいメッセージが隠されていました。
世の中に仕事に出るということ(宅急便の仕事)で、こういうことは日常に起こることだと…、あのシーンでキキは仕事の甘さを思い知らされるのですね。
当然感謝してくれるだろうなんて思っていたと思いますが、キキは届けるということが「仕事」。
いいお客さんに出会えたら幸せだと思い、当たり前じゃない…ということです。
キキはここで世知辛い世の中の条理を学んだ、というわけなんですね!
これを見た時、大人にならないとここは理解が難しいだろうな〜と私は思いました。(実際私も大人になってから共感したところです)
まさかこんなところにも、映画の伝えたいことが隠されていたとは、さすがジブリですよね♪
トンボがうざい
そして2つ目、トンボがうざいということについても見ていきましょう。
まずは初め登場してからキキに対しての絡み方がうざいという印象があって、「苦手〜」や「トンボ嫌い〜」という方が多いことがわかりました。
トンボは、飛行クラブにいて空を飛ぶことが夢でそういったことから魔女見習いのキキにやたらウザめに絡んでくるんですよね(笑)。
そして、一緒にキキと空を飛ぶシーンがあって2人は仲良くなってよかったほっこり♡と思っていたところ…、トンボは多数の友人に声をかけられ誘いに乗ってしまいます。
そのことでキキは置いてけぼりというか不機嫌に…。
後で私も気づいたのですが、このトンボの友人グループに先ほどのニシンのパイの女の子がいるんです!
[chat face=”taichou-warui-man.png” name=”ぴよよ” align=”left” border=”yellow” bg=”none”]これに気づく視聴者も多いみたい!イメージ悪いトンボ![/chat]
ですが、トンボが嫌いという意見も多いながら、逆にトンボが好きだという意見も♪
ただ空を飛びたいという願望があることからトンボは真っ直ぐ好きなことに突き進んでいるだけなのではということ♡
キキのことも空を飛ぶ先輩(友達)として尊敬して近づいたのではないかと思います。
そういう風に見ると、彼のことは私は嫌いになれないかなとも思いました♡
まとめ
子供の頃に見た映画や本が、今見返すと大分印象が変わったという経験、あるでしょうか。魔女の宅急便は正にそうで、特におばあちゃんのニシンのパイを渡すシーン。大人になると「うわぁ…陽キャの飲み会中におはぎ届いちゃった…」的な感想が出てくる。心が汚れちまった悲しみに。 pic.twitter.com/mxHaGRsu3j
— 麹 (@oryzae1824) March 27, 2020
『魔女の宅急便』が嫌い?ニシンのパイ女の子やトンボが理由って本当か調べてみた!と題してお伝えしてきました。
賛否両論な意見があるなか、嫌いというよりは幼い頃に見た切ないと思ったシーンや胸がキューッとなるなどの感情でトラウマになっていてみれないという方が多いのかと…。
大人になって見るともしかすると違った切り口で視聴できるのではないかと思いました!
そして嫌いな理由として一番多かった、ニシンのパイの女の子の「わたし、このパイ嫌いなのよね」の一言、トンボがうざいということ。
このことも、作品の伝えたいメッセージが隠されていたりトンボの真っ直ぐさが描かれていたりと違った観点で映画を見れるのではという私の考察でした。
ぜひ、「嫌いだな」、「苦手だな」と思っている方でももしかすると違った意味で楽しめる作品かもしれませんので『魔女の宅急便』視聴してみてくださいね!
最後まで見ていただきありがとうございました。