シュルプ

シュルプは実話?実在人物や史実・歴史的背景についても調べてみた!

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ドラマ『シュルプ』は朝鮮王朝時代を舞台とした時代劇ドラマです。

主演はキム・ヘスで、問題王子たちのために王室の教育戦争に奮闘する王妃「イム・ファリョン」を演じました。

日本ではNetflixで韓国と同時配信されています。

韓国の時代劇ドラマは実話も多く、実在した人物をモデルにしていることもありますが、『シュルプ』はどうなのでしょう?

今回は、『シュルプは実話?実在人物や史実・歴史的背景についても調べてみた!』というテーマでお届けします。

史実との違いや当時の歴史的背景をすることで、より『シュルプ』を楽しめますよ。

ぴよよ
ぴよよ
今よりもっと面白みが湧きそうだね!

 

『シュルプ』は実話?実在人物は17代朝鮮王

『シュルプ』の主人公、王妃のファリョンは子どもたちのために宮中を走り回るアグレッシブな母親

今までの時代劇ドラマで出てくる王妃のイメージとはまったく違う、新しい王妃に好感がもてますよね。

「王妃といっても1人の母親なんだ」と子どもを思う気持ちに共感する視聴者が多いようです。

そこで、ファリョンのような王妃は実在したのか?王室の教育戦争は本当にあったのか?気になりませんか?

これまでの時代劇ドラマと一味違った『シュルプ』は実話なのか、詳しく調査しました。

ぴよよ
ぴよよ
走り回る王妃って何か親近感が湧いちゃうね!

 

実在したのは17代朝鮮王イ・ホ


『シュルプ』は、王妃ファリョンの息子たちや後宮やその息子たちと登場人物を覚えるだけでも大変ですよね。

この登場人物の中で実在したのは、朝鮮王のイ・ホだけです。

「イ・ホ」という名前の朝鮮王を調べると2人いますが、12代朝鮮王の仁宗は子どもがいなかったため、17代朝鮮王の孝宗が『シュルプ』の王イ・ホのモデルになっていると考えられます。

そして、「ファリョン」という名前の王妃は史実では確認できませんでした

17代朝鮮王の王妃は張氏(チャンシ)なので、ファリョンのモデルはチャンシではないかといわれています。

その他の登場人物も実在の人物ではありませんでした。

 

時代劇だが実話ではなくフィクション


朝鮮王朝時代の王室を舞台としていますが、実話ではなくフィクションです。

子どもの教育・お受験戦争などに奮闘する、現代の母親たちに共感できるテーマとなっています。

特に学歴社会の韓国では、子どもの教育に必死になるファリョンや周りの側室の姿に自分の姿を重ねてしまう人も多いのではないでしょうか?

実話ではありませんが、朝鮮王朝時代には王位継承争いが起こっていることなどもあり、設定に大きな疑問をもつことなく見ることができます。

ぴよよ
ぴよよ
実話じゃないと思って見ると少し気が楽になるかも

 

シュルプの意味は傘

『シュルプ』は王朝史にも出てくる古い韓国語で、“傘”を意味します

「自分は濡れてもいいから子どもを守りたい」という母の気持ちを表したテーマなのでしょう。

息子たちのために走り回り、大妃にも立ち向かうファリョンの姿に、「自分を犠牲にしてでも子どもを守り抜く現代の母親たちと何も変わらない」と感動してしまいます。

そして、ファリョンだけではなく大妃や後宮たちも自分の息子を守るために必死なのだと思ったら、また違った視点でドラマを楽しめるかもしれませんね。

ぴよよ
ぴよよ
親子愛、素敵すぎる…

 

史実や歴史的背景も調べてみた

『シュルプ』は実話ではなくフィクションで、実在人物は王のイ・ホだけだと分かりましたが、具体的にどんなところが史実とは違っていたのでしょうか?

また、王位継承争いの歴史的背景についても調べてみました。

時代劇が苦手という人も、現代的なテーマやフィクションの部分に見やすさを感じている人も多いですが、史実も少し知っておくと、もっと見やすくなると思いますよ。

『シュルプ』をさらに楽しむために、ドラマと史実の違いや歴史的背景も少し知っておきましょうね。

ぴよよ
ぴよよ
楽しんで読んでみてね!

 

史実では朝鮮王イ・ホの息子は1人

史実では、17代朝鮮王イ・ホの息子はイ・ヨンの1人で、後に18代朝鮮王となります。

他に王妃ファリョンとの間に娘が7人いますが、後宮との間に子どもはいませんでした。

ドラマではファリョンの息子は5人、側室の子どもたちも全員男と、史実とは違っていることが分かりますね。

イ・ホの息子は1人ということで、ドラマのような王位継承争いはなかったのでは、と考えられます。

ぴよよ
ぴよよ
王女が1人もいないという設定に違和感を覚える人もいたようですね

 

歴史的背景に王位継承争いはあったのか?

朝鮮王朝時代に実際に王位継承争いはあったようです。

当時は、王が誰になるかで王室内の立場などが変わってしまうので、自分の息子を王にしたい側室や親族が度々争いを起こしていました。

1398年に初代王・太祖(テジョ)の後継者をめぐり起こった「王子の乱」や、15代王・光海君(クァンヘグン)が即位後に実兄を殺害するなど、史実では王位をめぐった争いは頻繁に起こっていたことがわかります。

このような歴史的背景があり、韓国の時代劇ドラマは王位継承争いを描くことも多いようですね。

ぴよよ
ぴよよ
身内を殺害することも珍しくなかったみたい

『シュルプ』は母親たちによる教育争いなので、血が流れるような時代劇ドラマよりは安心してみれる気がします。

 

まとめ


時代劇でありながら、「子どもに対する母親の愛情」が描かれているヒューマンドラマ『シュルプ』。

日本でもリアタイする人が多数いて大人気ですね。

今回は、『シュルプは実話?実在人物や史実・歴史的背景についても調べてみた!』というテーマでお届けしました。

朝鮮王朝時代を舞台としていますが、実話でななく、ほとんどの登場人物は実在しませんでした。

唯一実在したと考えられるのは王イ・ホですが、子どもの数や側室の数などは史実と違うことが多くほぼフィクションだということが分かりましたね。

また、王位継承争いは頻繁に起こっていた歴史的背景があります。

当時は自分の息子を王にしたい側室たちが必死になっていたのだろうと想像もできますね。

しかし、その心は“傘”となって子どもたちを守るという母親の純粋な親心だったのではないでしょうか?

ぴよよ
ぴよよ
ぜひ実際に見てあなたなりの解釈をしてくださいね